車関係

運転免許

日本の免許は有効か?
厳密に言うと、ドイツはジュネーブ条約を批准してないため国際免許証は無効。国際免許証は日本の免許センターに行けば即日発行されるが、渡航先欄に「ドイツ」は無い(仕方なく自分は「ルクセンブルグ」と書いた)。では何が有効かについては、資料によって異なるが個人的に総合すると 1.日本の免許証は6ヶ月間有効(ドイツの免許場でもそう言われた。ドイツ語の翻訳証明があればよりよいが、必須ではないらしい)。 2.日本の国際免許証は、日本人旅行者は1年間(6ヶ月という説も)に限り有効。日本の免許証のみでもOKかもしれないけど、どうせ日本語読める人なんていないし信用されないので、やはり運転するなら国際免許証は必須だろう。
1年以上滞在し運転する予定があるなら、ドイツ免許を取得する必要がある。6ヶ月以上1年未満の場合は微妙で、国際免許証が有効かもしれないし、「1年未満の滞在を証明し免許の有効性を1年間まで延長する申請が必要」と書いてある事もある。1年以上経過してから日本の免許の書き換えはダメみたいだし、ドイツ免許の申請も時間かかるので、やるなら早めがいい。

翻訳証明を入手する
近所のADACに行くと、翻訳を依頼するところ(ADACの大きな支店)を教えてくれるので、そこに日本の免許と翻訳してほしい旨を書いて、書留Einschreibenで送る(なくならないように)。普通に封書を書き、Deutschpostに行きEinschreibenで、と言うだけ。数ユーロ。日本のような控えはくれないので、レシートを保存しておく。
早いと3日くらいで免許、翻訳が着払いNachnahmeで送られてくる。1人47ユーロくらい。

#領事館でも翻訳(もっと安く!)してくれるらしいが、郵送でやってくれるか不明。

ドイツの免許の申請
近所の免許場Führersheinstelleに行く。順番を待ち部屋に入り、ドイツの免許が欲しい旨を言う。

【必要なもの】
・パスポート
・住民登録票(住所)、電話番号
・日本の免許証
・日本の免許証の翻訳証明
・写真1枚(日本のように正面から撮ったのでは不可、やや斜めから撮ったもので細かい決まりがあるらしいのでドイツで撮った方がいい。写真屋で免許用と言えばすぐわかる。というか、ドイツの証明写真はみな斜め撮り)
下手するとドイツ語でいろいろ説明されるが全然不明、とにかく出された書類にサインする。そのうち1つが、そのまま免許証に載る。日本の免許は有無を言わさず取り上げられ、そのコピーをくれる。ここの担当は、日本の免許証のコピーがあれば(日本の免許の原本は『ここに提出したと言え』とのこと)ドイツ入国後6ヶ月は運転できると言っていた。

#裏技だが、申請時に預ける日本の免許証は、書き換え後の穴あき免許証でも大丈夫らしい。おそらく、ドイツ人が穴あき=無効と知らないからだろう。これだと、帰国後に日本の免許証を紛失扱いで再発行してもらう必要もない(日本の運転免許試験場で『ドイツの免許場に預けてある』と言えば即日再発行してくれるらしいが。パスポート提示は必要かも)。

部屋の外の会計で一人40ユーロ払う。その領収書を持ってまた部屋に戻ると申請は終了。
免許ができるまでに約2ヶ月かかると言われた。出来たら電話するとの事だが、引っ越すと言ったら免許場の電話番号を書いた紙を渡され、自分で電話して確かめてから取りに来いと言われた。約5週後に電話したらまだと言われたが、6週後に電話したら出来ていた。パスポートを見せれば受け取れる。
日本の普通自動車免許から書き換えるとトラックや牽引車、モペット(原付)、トラクターの免許も付いてくる。トラックと牽引トラックは20年有効、それ以外は死ぬまで有効で書き換えが必要ない。ドイツの免許はEU内はもちろん、アメリカやカナダでも短期間なら使用可能らしい。
自分は自動二輪の免許も持っていたが、それはドイツ免許には記載されていなかった。おそらくADACの翻訳の段階で抜けてしまったのだろう。


中古車を買う

ディーラー、中古車屋、個人売買のいずれかで買う事になる。個人売買については、たまたま日本に帰る人や知り合いから安く買えればよいが、基本的に無保証で値段は”中古車屋の買い取り価格”より高く”中古車の相場”よりちょっと安い程度だったりするので、ある程度のリスクはある。中古車屋でも同様で、信用できる店でないと後で困る。日本と同様に、値段は高いがリスクが少ないのはディーラー中古車。
自分はディーラーで買ったため、以下ディーラー中古車について。

探す
車種、値段、年式・走行距離、ATかMTか、エアコンKlimaanlageのありなし等の条件をリストアップする。FAXで条件に合った車を紹介してもらってから見に行くといい。ドイツ語堪能で車事情に詳しくない限りはドイツ人に手伝ってもらう方が望ましい。だがディーラーくらいだと英語もやや通じる。

※ドイツ車ではベンツ・BMW・アウディは高い部類。VW、オペルは大衆車。フォード、日本車は安い。ベンツのセダンは中高年向け、BMWは走り好きが多く傷んでいる車も多いとのこと。ATは数少なく(ドイツでは8割以上はMT)、値段も1〜2割程度(?)割高。エアコン(クーラー)が必要な時期は7月〜8月くらいなのでエアコン無しの車も多い。セダン(ドイツで言うLimousine、ってフランス語)よりワゴン(Kombi)の方が人気が高く、値段もだいぶ高い。エンジンはガソリンとディーゼルがあり、ディーゼルの方が燃料は安いが車両価格は高い。余程距離を走らない限り、ガソリンでよさそう。
日本と違い、走行距離・年式で極端に値段が落ちる事がなく、5年以上、10万キロ以上の中古車も多い。それ以下のはまだ新しいとされ、高かったりする。新型が出るとやはり旧型は意外に安くなったりするのでねらい目。同じ車で比較すると、古くなるとむしろ日本の方が安い。気候のせいか、渋滞が少なく距離を走るせいか、走行距離の割に傷みは少ない。パーツはドイツ車の方が安いが、壊れない車が欲しいならやはり日本車だろう。
ドイツの若い人はコンパクトなハッチバックが多い。それで外装やや傷んでるくらいの方が、路駐のみで過ごす場合は安心かも。安いし。ただ、リセールバリューは期待できない。車種によっては買い値の60%くらいで買い取ってくれるらしいが。

気に入った車があれば、後日試乗できる。その時にはパスポートと免許証(国際免許証でよい。日本の免許だけでは困難そう)の提示が必要。1時間程度、アウトバーンを走ってきたりということも可能。
買う事を決めたら契約する。パスポート、住民登録票、免許証(同上)を提示、契約書にサインする。登録(ナンバー取得)もディーラーにしてもらう場合、手続き上必要かもしれないとのことで、パスポートを預けた。ディーラーでも保険を扱っているが、他の保険会社を使う場合はFahrzeugbrief(単にBriefとも。いわゆる車検証)のコピーを貰っておく。これは保険契約に必要。

自動車保険
ドイツでも強制保険と任意保険があり、強制保険は事故の相手に払うもの、任意保険は自損や盗難に対するもの。車種と年式により保険料が決まるため、保険会社に見積もりを出す時に正確な値段を知るには上記BriefをFAXする。さらにこれまでの運転年数(5年以上とか。つまり23歳以下は高い)、走行予定距離(自己申告なので少な目に)などでも保険料は変わる。さらに一番重要なのは日本の自動車保険の英文割引証明書で、これで保険料が半額近くになることもある。これは運転年数の証明にもなる。

保険会社によっては外国人というだけで200%などの保険料としているところもあるから注意が必要。日本の大手保険会社(2社)に問い合わせたが、個人相手の取引はしてないとのこと。ディーラーでも保険を扱っているらしいが、日本語対応が必須ならばhttp://www.ebihara-german-car.com/で日本人が対応している。新車・中古車の売買が本業で、さらに自動車に関する各種情報がまとまっており便利。自分のような素人の説明より確実と思われる。
ちなみに自分の保険は年間で、強制保険が7万円程度(50%割引)、任意保険(盗難・自然災害を含む車両保険)が12万円程度(60%割引)。
保険会社の見積もりが出て納得したらその旨伝え、自宅にDoppelkarteというものを送ってもらう。これがないとナンバーが取れない。登録もディーラーに任せる場合は、それをそのまま何も書かずにディーラーに送る。1〜2週間で必要により車検(TÜV)、登録が済み、取りに来るよう言われるので行き、運転して帰る。

支払い
複数の大手ディーラーに聞いたが、クレジットカードやEC(デビットカードみたいなの)は使えなかった。クレジットカードは場合によっては使えるかもしれないが、外国人は信用されにくく大抵は断られる。契約後に請求書が送られてくるので車両本体価格を振り込み、入金が確認されると車を受け取ることができる。登録手数料等は車を受け取るときに現金で支払う。もしくは、車を受け取る時に全額現金払いでもいいらしい。


車に乗る

駐車場
ゲートのある駐車場では、普通は入庫時にカードを取るとゲートが開く。帰りには予め精算機で精算しておき、精算済みカードを入れると帰りのゲートが開くというものが多い。いきなりゲートに行ってもその場では精算できないから注意。30分もしくは1時間以内無料というところもあれば、10分でも数十セント取られる場合がある。
ドイツでは住民登録してある人なら、登録すれば年間80ユーロ程度で指定範囲内の許可された場所に路駐できる。駐車場代わりに使う事もできるが、登録車両数よりも駐車スペースの方が少ない事が多いので確実ではない。
自分は近所の地下駐車場を月極で借りた。ホームページがあったので英語でメールしたが反応が無いため、ドイツ人に電話してもらってから契約に行った。パスポートを提示、サインして1ヶ月分(日割り計算してくれる)の料金を払うとカードをくれる。これで入出庫時にゲートが開く。以後、毎月駐車料を払いに行く(振り込みも可能かもしれない)。

#ただ自分は初め間違ったカードを渡され、ゲートが開かず、ドイツ語しか喋らない駐車場管理人になんとか説明して2日後に正しいカードを受け取った。その間は、管理人がいれば開けてもらえたが、いなければ精算して出るしかなかった。

路上駐車
日本と違い、路駐禁止でない場所も多い。そうでなければパーキングチケットが多く、50セント程度で15〜30分くらい駐車できる。料金は街の中心部ほど高い。車を停めたら近くの券売機に時間分のお金を入れ、緑のボタンを押すとチケットが出てくる。お釣りは出てこないかもしれない。チケットを運転席のよく見える場所に置いておく。チケットにはいつまで駐車できるかが書いてある。
それとは別に、例えば1時間とか、一定時間内ならタダで駐車できる場所というのもある。青いPマークの下にその旨が書いてあり、なんとなくわかる。この場合、駐車開始時刻表(?、Parkscheibe)という紙かプラスチック製の青い時計のようなものをよく見える場所に置いておく必要がある。これでいつから駐車しているかを表示する。Parkscheibeはガソリンスタンドか、車用品コーナーで買える。だいたい3ユーロ以下だと思う。
駐車したら時刻を表示するが、当然、実際の時刻より(気持ち)遅れた時間を表示するのが人情。Parkscheibeを持ってない場合、何も置かないと即取り締まり罰金なので駐車開始時刻を紙に書いて置いといてもいいらしいが、警官によっては「ない」と見なして青い切符を置いてゆき、後ほど罰金支払いが必要となる場合もあるらしい。

#街の中央郵便局の前とか、駐車場があるべき場所にもパーキングチケット駐車場しかない事も多い。取り締まり員が見あたらず、すぐ済みそうなら一々チケットは買わない事にしているが、これで捕まったら残念だ。というか、そういう必ず駐車場が必要な所でもタダの駐車場が無いというのもドイツ的不親切か、それとも駐車場があるだけましと考えるべきか。尚、郵便局のカウンターはたいてい列が出来ていてすぐには終わらず、その有料駐車場さえ常に満車状態の事も多い。

ガソリンスタンドTankstelle
ほとんどはセルフでやり方もほぼ日本と同様。給油ホースの握りにロックが付いており、ずっと握っている必要はなく自動的に止まる。ドイツ車の中には、あまり給油口近くまで満タンに入れるとガソリン漏れセンサーが働きエンジンが止まるものがあるので入れすぎない。ガソリンは"Bleifrei"(無鉛。もしくは"Benzin"=ガソリン)、"Bleifrei Super"、"Bleifrei Super Plus"と3種類あり順に高くなる。車種に合ったガソリンを給油し、コンビニ風店内のカウンターで給油機の番号を言って支払う。ガソリンは日本よりやや高い(2005年5月現在、Superで1.20ユーロくらい)。アウトバーンのサービスエリアのスタンドは値段が高めなので、長距離の場合は一度下りて町中で給油すると良いらしい。
よくガイドブックにも書いてあるが、トイレは店外にドアがあり、レジで鍵を借りて入る。ガソリン入れないでトイレだけ借りるのは余程勇気がいるだろう。また日本みたく洗車機やタイヤの空気入れ(日本と同じちゃんと機械)もある。
またガソリンスタンドだけは休日でも夜でも営業している事が多く、飲み物や食品や酒(!)まで売ってるので、コンビニがわりということか。でも値段はやや高いらしい。

洗車Autowäsche
当然店によってやり方は違う。レジで洗車の種類(ワックスありとかなしとか?)を選んでお金を払う。ドイツ人曰く、普通ので十分だそうだ。6ユーロとか。カードをくれるので、洗車室みたいな所に車を入れ、自分は外に出てカードを挿入、スタートみたいなボタンを押すと始まる。終わると扉が開くので、勝手に乗って出る。また、そばには50セント程度入れると5分くらい使える掃除機もあったりする。

#自分はやり方が悪かったのか機械が壊れてたのか、洗車室の扉が開かなかったり、スタートしなかったりと面倒だった。
冬の間は道路に凍結防止に塩がまかれるし、雪と泥はねでだいぶ車が汚れる。普通は冬は放置し、春になると洗車するようだ。

冬タイヤWinterreifen
11月頃から雪や路面凍結の日も多いので、ほぼ全ての車は冬タイヤ(スタッドレス)に換える。夏タイヤで事故を起こすと保険の支払い拒否などもあるらしい。その間、ディーラーでは有料で夏タイヤを預かってくれたりもする。車に積もった雪を除けるハケなどもよく売ってる。

メンテナンス
オイル交換(Ölwechsel)は重要である。まともな車なら、中古でも整備手帳みたいなのが付いてきて、走行距離毎にオイル交換の記録が書いてある。自分の車は初回1000-5000kmの間、2回目は15000km、以後ずっと15000km毎に交換するようになっている。日本の基準よりだいぶ間隔が開くようだが、ドイツで普通に走ってると年1回程度だろうか。あと環境問題なんかもあるのか、ヨーロッパでは日本ほど頻繁に交換しない。オイル交換する毎に、この整備手帳にオイルの種類、走行距離、日時と整備担当者のサインをしてもらう。これが無いと、売るときに査定が悪い。
尚、オイルフィルタも同時に交換した方がいいだろう。

#ちなみに自分の車はワンオーナーのディーラー車で、前オーナーは毎回、指定の走行距離直前にディーラーでオイル交換しているマメな奴だった。助かる。

#尚、オイル交換だけなら電話してから行けば30分くらいで済むかと思ったら1時間半はかかると言われ、実際は4時間近くかかった。朝8時に来い(!)と言われ、終わったのは昼ちょっと前。整備始めるまで1時間待ち(予約してたのに!)、呼ばれると担当者の机の前に座り、車検証を渡したり住所電話番号を言ったり整備手帳にサインを貰ったりする。それから延々待った。コーヒーはタダで飲めるが、そんなのはどうでもいい。若干の修理箇所と、エンジンルーム内のとあるカバーが無くなっていたため注文しとくなどと言われた(そんなの自然に外れるわけないのだが、ボンネット内だし。初めから付いてなかったか、どっか(といってもディーラー以外に持ち込んだ事はないのだが)で修理してもらった時に付け忘れたのだろう。後日、そのカバーが来たのでまた行くと、すぐ付けて終わりだった。
尚、そういう場合は担当者の名前を控えておかないと、何が何だか話が通じないという事になる(特にドイツ語だと)。

トラブルその1:バッテリと+α
冬の朝、セルは回るもエンジンが非常〜にかかりにくい事があり、30分ほどねばってエンジンをかけてディーラーに持ち込んだ。しかし「何でもない、明日の朝来い」などと言われ「いや明日の朝だと絶対にエンジンかからないから」と言い張って置いて帰り、翌日行くと「やっぱりバッテリが古かったので(もしかしたら買ってから10年間、一度も交換してないんじゃないの?などと)、バッテリとその下の金属板(?)を替えておいた」と言われ3.5万円程度かかった。
さらに、単純にバッテリ外したらカーステレオが初期状態になり、暗証番号(CODE)を入力しないと使えない状態になった。普通はCODEの書いてある紙があるはずだが、買ったときから無かった。ディーラー(車を買った店)でメーカーに問い合わせてもらい、数週間後に使えるようになった。

トラブルその2:各種ランプ
なんだかランプ類はずいぶん切れる。ほぼ2ヶ月に1本は切れる。たいていはテールランプだが(左右各5本のランプが入ってる!)、ヘッドランプも1回。初めは一々ディーラーに持ち込んだが、作業は1分なのに30分は待たされる。その後、大きいスーパーやホームセンターの車コーナーでほぼ全てのランプを売っているのを知ったので、今では自分で取り替えている。交換は意外に簡単だったが、これは車種によると思う。ヘッドランプも小型のものだったので1本2ユーロくらいと安かった。

#ちなみに田舎のディーラーだと、大手のメーカーでも英語話す人はほとんどいない場合もある。大都市ならOKだろう。
また、ディーラーに行く時は必ず事前に電話を。でないとものすごく待たされる。

故障に備えて(ADAC)
日本のJAFにあたるのが、ドイツではADACである。故障時は会員でなくても応急処置・牽引をしてくれるが会員なら無料、というのは日本と同じ(だよね?)。さらに救助ヘリで病院まで直行してくれたりもする。 たいていの街にあるADACの支店に行くか、ネットからでも入会できる(自分はそうした。英語モードあり、しかし入会後の案内は全てドイツ語)。前述のhttp://www.ebihara-german-car.com/でも入会手続き代行的な事をしているようだ。
入会の詳細は忘れてしまったが、ドイツ国内のみか周辺国でのサービスも希望するのか、また家族会員などの選択がある。銀行振り込みで年40〜60ユーロくらい?の年会費を払うと、月1回会報を送ってくる。
ただ幸いにしてエンジンがかからない・道で止まったという経験が無く、ADACも利用しなかった。もしかしたら、レンタカー料金の割引など特典があるかもしれない。
会報が送られてくるため、引っ越したり帰国したりする時は連絡する。帰国時はADAC退会ということになり、退会する旨書いた書面に日付、サインしてファックスする。

POLIZEIによる取り締まり
たまに見かけるのがスピード違反の取り締まり。いわゆるねずみ捕り(Radarfalle/Radarkontrolle)。でも日本みたくその場で旗持った警官に止められる事はなく、ビデオ撮影して後ほどおそらく請求書?が送ってくる。撮影から請求書までの期間はまちまちで、最大5週間。つまり撮られた、と思っても5週間何も来なければOK。現場は小さなビデオカメラを三脚で固定して置いてあるだけなので、わりと直前までわからなかったりする。
当然アウトバーンの何の表示もない区間は制限無しなので、取り締まりはインターチェンジその他で速度制限のあるところ。一般道では、街の外は100キロ制限だが交差点付近のみ70キロなどの制限速度が決まっているため狙われやすい。ともかく、まわりよりも制限速度が下がった所。取り締まり箇所はだいたい決まっているようなので、そこでは減速した方がいい。アウトバーンでは無理だが、一般道では対向車がパッシングで知らせてくれる場合も多い。
路上駐車の多い街の中心部では駐車違反の取り締まりも多い。ナチスドイツみたいな帽子(?)かぶった緑のおばちゃんみたいなのがまわってきて、パーキングチケットやParkscheibeをチェックする。不幸にも違反となると、青い紙が置かれて後でお金を払う事になる。日本と異なり大学構内などでも公道という扱いで取り締まりが入る事がある(というかよく巡回している)ので、駐車カードを持ってない場合はごく短時間にしといた方がいい。それ以前に、門番に追い返される事も多い。

交通情報
http://www.swr.de/verkehr/とか、他にもいろいろホームページがある。ラジオは走行中もわかるので便利、ただし聞き取れれば。カーステレオによっては、交通情報の時だけラジオに自動的に切り替わる機能が付いてたりする。アウトバーンは何にもないところでいきなり渋滞したりする。その他、大都市近郊はやっぱり渋滞しやすい。特に月曜朝とか、金曜夕方とか、休日の行楽行き・帰りで。


レンタカーを借りる

引っ越し、帰国の荷物を郵便局に運ぶため、旅行など、たまに車があった方が便利な時もある。
ドイツでもよくあるHertsレンタカーの規定だと、運転に必要なのは「発行から1年以上経過したドイツの免許証」もしくは「有効な国際免許証と日本の免許証」とのこと。後者は、日本の免許証も必要らしい、現地じゃ読める人いないだろうに。あと年齢制限もあるかもしれない。
ちなみにHertsだと日本のホームページで予約でき、支店の場所、営業時間等も調べられる。空港以外では普通は土曜は昼まで営業、日・祭日は休みのため返却できない。予約時、居住国を日本でなくドイツにすると(滞在許可持ってて住所がドイツなら問題無い)、料金が少し安くなった。借りるときは免許証とパスポート、クレジットカード(保証金のため)提示を求められる。空港ではそんな事は無いだろうが、街の支店だと全く英語を話してくれないところもある。
ドイツ国内、ひいては欧州内ではEuropcarも多い。期間が1週間以上など、長い時はHertsより安いようだ。こちらは日本語ホームページは無い。いずれも、普通に予約するとマニュアルトランスミッションの車がくる。同じクラス内で車種の希望などは、あまり受け付けてもらえないようだ。
ちなみにアメリカの大手レンタカー会社では「取って1年以内のドイツの免許」で問題なく借りる事ができた。
尚、ドイツでも小さいレンタカー屋はたくさんあり、大手よりも安いようだが、車は少々古いかもしれない。


転居の手続き

住所が変わったら(住民登録を移したら)数ヶ月以内に届け出、所轄が変わるようであればナンバー(Kennzeichen)も取り直さなくてはならないらしい。この数ヶ月というのは曖昧で、急ぐ必要はなく、罰則も無いようなので落ち着いた頃でよさそう。でも詳細は不明。ただ住所によって自動車保険料が変わるらしいので、住所移してナンバーそのままでずっと、というのはまずそう。

用意するもの
はじめの3つ以外は車を買ったときにもらったはず。

・パスポート(コピー不可)
・住民登録 (コピーで可。稀に不要)
・保険のドッペルカルテ(保険会社に請求して入手。白い往復はがき程度のカード。保険証書では不可。空欄に氏名、住所を記入してから提出)
・自動車証(Fahrzeugbrief)
・車検証(Fahrzeugschein。上の自動車証の小さいやつ。車に積んでおくらしい)
・車検合格証(TÜV。車検会社(?)の証明書。どれだかわかりにくい。だってその証明書にはTÜVなんて一言も書いてないんだもん。2年間有効、期限に注意)
・排ガス合格証(AU;Abgasuntersuchung。うちのは、古いプリンタでたくさん数値がプリントされてる白い紙。請求書・領収書なんかより安っぽく、一見いらなそうだが必要。これも2年間有効。)

あと、自分で行けない場合は委任状(詳細不明、たぶんディーラーがうまくやってるんだろう)。そして当然車で行くでしょう(古いナンバーが必要)。

#自分は必要書類がわからず、相手の説明もわからず、2回無駄足した。尚、英語はかなり通じにくいので注意。自分はたまたま、ある窓口のお兄さんが(面倒そうに)教えてくれてようやくわかった。職場のドイツ人に聞いても「忘れた」「知らない」なんて具合。。。

ネットで検索してみる
自動車登録所は一般的にKfz Stelleと言われているようだが、うちの近所のはZulassungsstelleといった。場所と開いてる時間はネットで検索。うちの近所は朝7時半から11時15分まで、午後は1時半から2時45分まで。月曜はもうちょっと遅くまでやってるが、金曜は午前中のみ。
ちなみナンバーは、使われてない限り自分の好きなアルファベットと数字を選べる。HPで、どのナンバーが使えるか調べられるところもある。ナンバーは
[地域名][アルファベット1〜2文字][数字1〜4桁]
だと思う。

実際の手順
1.行ったら番号札を取って待つ。朝早めに行くとわりと待たない。10時頃だと小一時間待った。
2.自分の番号が電光掲示板に出たら該当するカウンターに行き、住所が変わったから新しいナンバーが欲しい旨伝え、必要書類を渡す。希望のナンバーがあるか?のような事を聞かれたら各自対処。自分は数字だけ指定したところ、2枚くらい書類が出てきてサイン3カ所くらいと、銀行の口座番号、銀行番号を書くように言われた。これが何を意味するかは不明(後日、税金か何かが引かれたような気がする)。で最後にピンク色の紙を渡されるので、Kasseに持ってゆき26.70ユーロ払う。
3.そのピンクの紙を持って、おもむろに建物の外にいくつかある小屋(ナンバー製作屋)に行き、渡す。ナンバーのサイズは何種類かあるが、何も聞かれず、黙々とナンバーを刻印し色を付けてくれる。1〜2分で完成し、19ユーロ払ってそのナンバーを買う。ピンクの紙も回収。
4.古いナンバーを外す(別にいつでもいいんだけど)。その古いナンバーをもらいたい場合、自動車登録所内にあるドリルみたいなやつで、ナンバー1枚につき2枚付いてる丸いステッカーをはがす。ナンバー前後2枚、計4枚はがす。
5.今作ってもらった新しいナンバー、古いナンバー、ピンクの紙を持って受け取り専門受け付け(?)(Ausgabe?)に行く。ここも番号制だが、初めに取った番号札を見せればすぐ対応してくれる(ここではまた取り直して待つ必要がなかった)。ここで新しいナンバー1枚につき2枚の丸いステッカーを貼ってくれる。これでこのナンバーが有効になる。
6.新しいナンバーを取り付けて帰る。

ちなみに、ドイツのナンバーは、たいてい自動車屋の名前の書いてあるプラスチック枠で固定されているだけで、外すのにドライバー等は不要。盗もうと思えば簡単に盗めるのが不安。工具は不要だが、マイナスドライバーみたいなのがあると、はめこみ式のプラスチックの枠が外れやすい。

#だいたいこの「ナンバーは自分で外で買ってくる、ステッカーを貼ってもらうと有効になる」というのがちょっと想像できず、かなり迷った。

新しいナンバーを付けたら
自動車保険の会社に、住所とナンバーを変更した旨届け出る。自分の場合は、車検証(Fahrzeugschein)をファックスしただけである。ここには氏名・生年月日、住所、新しいナンバーが記載されている。そうすると、住んでいる街によって保険料が変わるため、追加して払うか払い戻しがある。自分は幸い払い戻しがあり、その手紙が来て中に銀行で払い戻しを受ける紙が入っていた。それを自分の銀行に持って行くと自分の口座に払い戻される。その場で現金を受け取る事はできなかった。自分の口座のある銀行に持っていけばそこで手続きが済むが、自分の銀行は以前の街のものなので、近所のSparkasse(別の街なので別の銀行ということになる?)に持ち込んだ。そうすると銀行振り込み用紙を書いてくれ、払い戻しの紙とその振り込み用紙を口座のある銀行に自分で郵送(書留でなく、普通郵便でいいらしい)した。自分の銀行の住所なんてわからない、と言うと住所を調べて封筒まで書いてくれた。


車を売る

買うときの逆で、売値はおよそ個人売買>フリーのディーラー>正規ディーラーとなる。正規ディーラーの買い取り価格は安いが、自分の都合のいい時に売れるし手間もかからないしお金は確実にくれる。一方、個人売買はうまくすれば高く売れるが、煩雑さとある程度のリスクはある。ディーラーに売るのは簡単で、特に買った所なら買い取りを断られる事はまず無いと思われる(正規ディーラーだけど別の店だと「あなたの車は古いからいらない」と言われた事がある)。電話してだいたいの値段を聞き、持って行き、査定してOKならお金が振り込まれる。

個人売買
主にドイツ人相手に個人売買するには、やはり最低限のドイツ語ができないと無理で、そうでない場合(自分)は協力者が必要。協力者はドイツ語が出来て、車の個人売買の経験があれば最適だが、無い場合は最低でも車を持っている人でないと話が通じない。スーパーや職場の掲示板に「売ります」を貼って買い手が見つかるのは相当幸運だろう。買い手も近所に住んでれば何かと手間がかからないし、職場の人なら信用できる。あとは、ドイツ在住日本人向け掲示板で「売ります」を出せばいいが、やはり入れ替わりの時期でないとなかなか買い手は出てこなそう。
見る人が格段に多くて問い合わせが多いのはインターネットの掲示板。有名なのはMobile.deAutoScout24で、前者は写真を掲載するのに何ユーロかお金がかかる。後者はタダなので利用した。
登録するにはFahrzeugscheinを用意、トップページから登録画面に入り(よくわからないのでやってもらった)、Fahrzeugscheinの真ん中上のSchlüsselnummernの番号を入力すると自動的に車種が入力され、他に装備、走行距離等、車に関する事と、自分の住所氏名電話番号を入力する。連絡先はメールでもよいが、普通は電話のようだ。ドイツ語がわかる協力者がいる所の電話番号にすること。自分は20人近くから電話があったが、英語で会話できたのは1人だけだった。
早い場合は登録したその日には電話がくる。自分の場合はベンツだったせいか、電話をかけてくるのはほとんどがトルコを中心とした外人で、しかも国外持ち出し・転売目的の小さいディーラーであった。しかも、多くが「今日見に行く、良ければその場で現金で買う」と言ってくるので、売る時期がちょっと先、という人は登録時に書いておいた方がいいかもしれない。でもあんまりギリギリに売ろうとすると焦りから買い叩かれる、難しいところ。
値段は同じサイトを見て決める。サイトによっては”交渉可”というオプションを付けられるが、これは「値下げします」を意味する。そんな事を書かなくてもまず、電話してくる人達は値切ってくるから、初めは高めに書いておき、連絡が無い場合は徐々に下げていくのが基本。あと、自分でその時点の最低額を決めておくこと。書いた価格と関係なく自分が買いたい額を言ってきて、断ると「その値段は高い、気が変わったら電話してくれ」という人も多いから、その中から、マトモな値段で買ってくれる人を探す事になる。感覚的には、そこそこの値段で売りたい場合、早ければ1週間、普通で2週間では売れると思う。
買い手が電話してきて詳細を聞いてくるので答え、良しとなると早ければ当日に直接見に来る。その時に違った情報を言ってしまうと、後でそれをネタに値下げを迫られるし、「こっちは金と時間使ってわざわざ来たんだ」と言われるとつらいので、情報は正確に。

#やはりなるたけならドイツ人に売った方がいい。なぜか中古車屋が多いトルコ人、東欧〜中東の人は、電話してきた当日に「どうしても今日見に行きたい!」と強引、何かと難癖付けてえげつない値切り方をするので心労。ただ多くは現金払いで、見に来たその日に話がまとまれば乗って帰ってゆく。

登録抹消Abmeldung
自分の場合は個人ディーラーしか来なかったが、彼らは車を見て良ければその日に現金で買うという。問題はナンバープレートKennzeichenで、登録(ナンバープレート)が自分の名前だと、売った後でもその車で問題が起こった場合は自分が責任を取らされるので、(売買契約書に時間まで書いておけば契約後の問題に関しては責任が無いという話もあるが、安全のため)知り合い以外の「信用できない人」に売る場合は、予め車の登録を抹消しておいた方がいい。抹消すると当然乗れなくなるので不便である。ナンバーの付いてない車は路上駐車できず、私有地内の駐車場から動かせなくなる。おそらく一般の駐車場でも不可。しかも帰国時期は車を使って荷物を郵便局に持っていくなどの用事も多く、そういう事を考えると、個人売買してもたいして高く売れないならギリギリまで使ってから正規ディーラーに売った方がいい。
登録抹消するには、登録したKfz StelleだかZulassungsstelleにFahrzeugbrief、Fahrzeugschein、ナンバープレート、TÜVの証明書、AU(Abgasuntersuchung)の証明書、パスポートを持って行く。自分の場合に実際に使ったのは前3者のみで、それらを窓口に提出するとナンバープレートのシールを削るように言われるので削って持っていくとピンクの紙をくれるので、それをKasseに持って行きお金(5.9ユーロ)を払い、支払い済み印付きピンクの紙を再び窓口に持って行くとFahrzeugscheinに日付とVorubergehend stillgelegtと印刷され、右下が切り取られて返される。これがおそらく登録抹消証明書となる。これはすぐにできた。
尚、登録時の書類に自分の口座を書いたと思うが、登録抹消すると1週間後くらいにその口座に税金の払い戻しが来る。自分の場合は数十ユーロだった。
登録抹消したら(もしくは売買契約したら、いずれか早いほう)保険会社にその旨連絡する。登録抹消されたFahrzeugschein、あと、もしかしたらさらに下記のフォームのようなBenachrichtigung der Kfz-Versicherungをファックスする。保険料が先払いの場合は、登録抹消(もしくは売買契約?)日にさかのぼって返還される。自動車保険の契約は普通1年間なので、帰国時期がわかったらその前から月払いにしておくという方法もある。自分の場合、登録抹消を連絡後、約3週間で日割りの保険料の請求書が郵送されてきた。手続きは、結構時間がかかる。

仮ナンバー
知らない人に売る場合、予め登録抹消して、ナンバープレートの無い状態の車を売る事になる。それを試乗するにも持ち帰るにも仮ナンバーが必要になるが、それは通常買い手が用意する。車を見せに行くという事も普通はせず、買い手が売り手のところまで、場合によっては電車とタクシーで行く。買い手は、大抵は2人で来る。
仮ナンバーはRote Kennzeichen、Überführungskennzeichen、Kurzzeit Kennzeichenなどと呼ばれる。費用は15ユーロで、5日間のみ有効、使い終わったら取った所まで返さなくてはならない。ZulassungsstelleにDeckungskarte(=Doppelkarte)を持参し、こんな書類に記入するとくれるらしい。Deckungskarteは自動車保険に入っているという証明書で、保険会社から取り寄せるものなのだが、その保険契約の詳細などは不明。

交渉
見に来た買い手は、特にディーラーは車を詳細にチェックする。エンジンをかけ、ボンネットを開け、室内を観察し、試乗し、ようはあら探しをして値下げを迫ろうということ。ちょっとしたエンジンの異音、外装のへこみやサビがあればもちろん、何もなくても大抵は「とりあえず100ユーロまけろ」とか言ってくる。電話でいくら、この値段で決まりで値下げしないからな、と念を押しておいても、値下げ交渉を言って来ない買い手はいない。むこうも商売だから必死である。がんばれるなら突っぱねてもいいが、遠くから来てる場合でも簡単に「じゃいらない」と帰ってしまう時がある。ともかく、初めから自分の中で最低値段を決めておくこと。相手は場慣れしているため、その場のノリでいろいろ問題点を指摘され値下げしてしまう危険がある。
値段が決まれば交渉成立である。その際、双方で書類に記入する。書類はKfz-Auskunft.deの左下FormulareにあるAutokaufvertrag(売買契約書)、Benachrichtigung der Kfz-Versicherung(保険会社への保険契約終了の通知)、Benachrichtigung der Zulassungssteller(Zulassungsstelleへ、車を売った事を知らせる書類)のpdfファイルのようなものを使用する。ADACにも同様のものがあるらしい。売買契約書は2枚用意し、売り手が書き込める所は予め書き込んでおく。双方サインし、1枚は自分、1枚は買い手が持って行く。詳細は協力者に聞いた方がいい。買い手の住所はIDで確認し、外国人ならパスポートナンバーを書く。取引成立した時間も書き込んでおくこと。ここの書式では時間の欄が無いが、売ったその日に事故を起こされる可能性もあるため、車が渡された時間も重要とのこと。
Zulassungsstelleに出す書類は、買い手に名前・住所・サインを書き込んでもらう必要がある。提出は義務ではないが、Zulassungsstelleにファックスすると、それによりその車が明らかに自分から離れた事になり、その後その車に関する問題とは関係がなくなる。

尚、ちょっと怪しい外国人に手渡された500ユーロ紙幣というのは心配なので、その場で近所のガソリンスタンド等でチェックしてもらった方がいい。うまく頼めば、好意で見た目・手触りと紫外線によりチェックしてくれる。こちらもそうだが、相手も外国人の場合は正確な住所を確認する方法は無く、帰ってしまえばそれまでである。



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